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よくある質問(FAQ) 2016年11月版

木造耐火について


Q 木造で耐火建築物を施工できますか?
A 主要構造部(壁、柱、床、はり、屋根、階段)を耐火構造とした木造建築物が、2000年の建築基準法改正により建築可能になりました。
これまでに3,800棟程度(2014年12月時点)の木造耐火建築物が建てられており、木材をせっこうボードで被覆する「被覆型」による木造耐火建築物が最も多く建てられています。

Q 木造耐火建築物を設計するためには、どうすれば良いですか?
A 一般的な「被覆型」による木造軸組工法、枠組壁工法については、主要構造部(壁、柱、床、はり ほか)の耐火認定は以下の2協会が取得しています。設計施工にあたっては各協会主催の講習会の受講が必要とされています。講習会の開催日等は下記で確認してください。
・木造軸組工法の場合
  一般社団法人 日本木造住宅産業協会
  http://www.mokujukyo.or.jp/
・枠組壁工法の場合
  一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会
  http://www.2X4assoc.or.jp/
両協会では強化せっこうボードを用いた主要構造部の耐火認定を取得しています。設計施工時は、その認定内容を遵守する必要があります。詳細は両協会にお問い合わせください。

Q 吉野石膏で認定取得している木造耐火構造を教えて下さい。
A 弊社で取得している木造耐火構造は、外壁のみで、現時点(2015年2月時点)では、以下の3工法です。
・タイガーモエンEX−B1(枠組壁工法)
・タイガーモエンEX−B2(木造軸組工法)
・デラクリート仕上げ外壁耐火システム(枠組壁工法)

Q 下地を木材とした耐火構造(外壁、間仕切壁)に関する平成26年国土交通省告示「第861号(2014年8月施行)」で使用できるせっこうボードはどれですか?
A 上記告示では、ボード用原紙を除いた部分のせっこうの含有率が95%以上、ガラス繊維の含有率が0.4%以上、かつ、ひる石の含有率を2.5%以上とした強化せっこうボードとしています。
平成26年国土交通省告示第861号に関する国土交通省の技術的助言「国住指第1785号(平成26年 6月 22 日)」では、同告示に該当することを示す防火被覆として、次のものを挙げています。

①NM-8615「強化せっこうボード」のうち、GB-F(V)(ひる石入り)
②NM-1498「両面薬剤処理ボード用原紙張/せっこう板」のうち、せっこう、ガラス繊維及びひる石の含有率が適合するもの
以上のことから、上記告示および①に該当する製品は「タイガーボード・タイプZ」21mm、上記告示および②に該当する製品は「タイガーボード・タイプZ-WR」21mmとなります。

Q 平成26年国土交通省告示「第861号」の仕様で屋外側の防火被覆としてのせっこうボードは雨水に濡れてもよいですか?
A 屋外側の防火被覆には、強化せっこうボードに防水防カビ性能を付加した「タイガーボード・タイプZ-WR」(不燃材料認定番号:NM-1498)を使用してください。
尚、「タイガーボード・タイプZ-WR」を使用した場合でも、雨天時の施工は避け、このボードの施工を始めてから2週間以内に透湿防水シートで被覆してください。
タイガーボード・タイプZ-WRを使用する理由
国交省住宅局建築指導課は本告示の施行にあたり、以下のような考え方を示しています。

耐火構造の構造方法を定める件(平成十二年建設省告示第千三百九十九号)の一部を改正する告示案に関する意見募集の結果について平成26年8月27日

  • パブリックコメントにおける主なご意見等
  • 強化せっこうボードを外壁に使用する場合の耐久性、防水性についてどう考えているのか。
  • 国土交通省の考え方
  • 外壁に使用する強化せっこうボードについては、適切に維持保全されることが必要であり、防水・防腐の処理など、耐久性、防水性について配慮することが必要であると考えています。

Q 平成26年国土交通省告示「第861号」の仕様のみを使用して、木造耐火建築物を設計することはできますか?
A 現時点(2015年 2月現在)では、間柱及び下地を木材とした耐火構造の例を告示で示されている部分は、外壁、間仕切壁のみです。従いまして、告示「第861号」の仕様のみで木造耐火建築物は設計できません。
一般的な被覆型で木造耐火建築物を設計する場合は、(一社)日本木造住宅産業協会または(一社)日本ツーバイフォー建築協会等が取得した床やはりなどの耐火認定と組み合わせてください。

Q 木造耐火構造の建築物において、LGS(軽量鉄骨)を使った非耐力の耐火間仕切壁・耐火遮音間仕切壁を使用できますか?
A 床や壁などの木造の主要構造部分の耐火工事を完成した後に軽量鉄骨(LGS)を組んで耐火間仕切壁を使用することができます。

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