仕事に必要なことは、
現場を知るオペレータから学んだ
エンジニアリング
電気系(工場)
の仕事
K.S.
千葉第二工場 エンジニアリング課
2013年入社/
電気電子工学科 卒
新卒入社
私の仕事、苦労と醍醐味
My work
さまざまな生産設備の電気機器を担当。
まずは現場を見るところから
エンジニアリング課には、機械、電気をそれぞれ専門にする社員が配属されていて、工場の安定稼働と効率的な生産を目指し、設備の保全や改善を行っています。その中で私は電気を担当しており、工場内の電気設備全般の保守、メンテナンス、新規設備の設計や導入、既設の設備の改善や改造などを行っています。
2013年の入社以来、エンジニアリング部に2016年まで在籍した後、2017年より千葉第二工場に勤務しています。千葉第二工場は、一般的なせっこうボードだけでなく、せっこうプラスター、天井材のジプトーンやスクエアトーン、歯科用のせっこうなどさまざまな製品を作っています。そのため設備も多種多様です。電気関係で特に重要な設備をいくつか挙げると、まずは6万6千ボルトの高圧で工場に届いた電気を3000ボルトや200ボルト、100ボルトまで下げる受変電設備。次にPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)と呼ばれる制御装置、それからモーターなどの駆動機器を動かすための電気機器といったところでしょうか。
既存の設備を改善・改造するにあたっては、まずは現状がどのようになっているか調査を行います。どの設備も前後の設備とつながっています。場合によっては、同じ工程だけでなく、前後の工程の設備とも連携しています。大規模な生産システム全体にわたる調査作業は手間と時間がかかりますが、トラブルのない設備を作るには重要な仕事です。
設備を作り上げていく中で何よりも肝心なことは、工場で実際に生産設備を操作し、運用しているオペレータとのコミュニケーションです。現場で聞き取り調査を十分に行い、オペレータにとってより分かりやすく、より使いやすい設備を設計し、改善や新規の導入をすることが、千葉第二工場の安定操業につながります。
学び、今後の目標
Challenge
常に現場のオペレータの意見を聞く。電気だけでなく機械の知識も必要
工場勤務はこの千葉第二工場が初めだったため、赴任当初は設備にしても仕事にしても自分が何をすればよいのか、まったく分からず、苦労しました。当時を振り返ると、自分で調べて知識を得たり、課題を解決したりする努力も大切ですが、それ以上に現場や設備をよく知っている人に素直にたずねて、教えてもらうことが必要だと感じます。
何と言っても工場の設備のことをよく知っているのは、24時間3交代で設備を操作しているオペレータの方々です。私は既存の設備を改善するときや、設備に不具合が生じて修理する際には、手を付ける前に必ずオペレータに意見を聞いて回るようにしています。その取り組みが、彼らのニーズに合う設備を作ることにつながるからです。
オペレータから教わることは実に多く、彼らの声に耳を傾けることで、私はこの工場の設備について理解を深めてきました。知らないことはまだまだあり、今でも事務所で仕事をしているよりも、現場に出てオペレータの話を聞いている時間の方が多いくらいです。
千葉第二工場は、せっこうボード工場だけでなく、天井用のジプトーンやスクエアトーンを製造する加工工場、歯科用石膏を製造する白口工場、SLプラスターを製造する工場など多様な生産ラインと設備があり、赴任して約9年が経っても学ぶことはたくさんあります。それに電気担当とはいえ、現場では電気のことだけ分かれば十分というものではありません。設備が動かなくなったとき、電気系と機械系のどちらの部品が壊れているのか判断するには、機械の知識もある程度は必要です。
私はこれからも日々の仕事を通して、設備、製造に対してさらに理解を深め、現場のオペレータから「設備のことは何でも志田に聞けばいい」「トラブルが起きても志田を呼べば大丈夫だ」と信頼してもらえる設備担当者を目指します。
エピソード
Episode
「理屈はいいから、
壊れたモーターを早く交換してくれ」
千葉第二工場に赴任して間もないころ、石膏を焼成する工程の設備にトラブルが発生しました。1台のモーターが回らなくなってしまい、設備全体の稼働が停止してしまったのです。呼び出された私は、まずは故障した原因を調査しようと思い、図面と照らし合わせて設備全体の状況を確認したり、モーターの不具合の箇所を測定したりしていました。
すると、オペレータから突然、「目の前にあるモーターが故障していることぐらい、図面を出して見なくても分かるだろう。俺たちは理屈だけで仕事しているんじゃない。現場で仕事しているんだ。調査や理屈はあとでいいから、その壊れたモーターを早く新しい物に交換してくれ」と怒鳴られました。
私は、設備が不具合になった原因を探ることに一生懸命になってしまい、生産を再開するためには、できるだけ早く設備を直さなければならないということに頭が回らず、復旧に手間取ってしまっていたのです。当たり前ことですが、そのトラブルはオペレータが言ったように、新しいモーターに交換することで、すぐに解決しました。
あの時、オペレータに言われた言葉で、私はトラブルが起きて設備が停止したときには、「できるだけ早く復旧するには、どうするか」「どうすれば、現場のオペレータを助けることができるか」を常に考えて行動するようになりました。私は怒鳴ってくれた彼に感謝しています。余談ですが、その後、そのオペレータと私は、とても仲良くなりました。
1日の仕事の流れ
Daily
schedule
マイアイテム
My item
テスター
電気担当者にとって必需品です。電流も測れるタイプのため、設備の点検や診断で大活躍します。
ハンディ温度計
設備点検のとき、温度は重要な情報の一つ。ポケットサイズのこの温度計は、常に持ち歩けて、とても重宝です。
思い出の一枚
Photo
息子が産まれてから初めて家族3人で千葉県のテーマパークに家族旅行で行った時の写真です。初めての旅行で息子も大喜びでした。住んでいる袖ケ浦市からは車で1時間ほどで行くことができます。そのため今では毎年このテーマパークへの旅行が家族での恒例行事となりました。