DURACRETE CEMENT BOARD SYSTEMS
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■基本編
Q. 〈基本001〉
Q. 〈基本002〉
Q. 〈基本003〉
Q. 〈基本004〉
Q. 〈基本005〉
Q. 〈基本006〉
Q. 〈基本007〉
Q. 〈基本008〉
Q. 〈基本009〉
Q. 〈基本010〉
Q. 〈基本011〉
Q. 〈基本012〉
Q. 〈基本013〉
Q. 〈基本014〉
Q. 〈基本015〉
■性能編
Q. 性能001〉
Q. 性能002〉
Q. 性能003〉
■施工編
Q. 施工001〉
Q. 施工002〉
Q. 施工003〉
Q. 施工004〉
Q. 施工005〉
Q. 施工006〉
Q. 施工007〉
Q. 施工008〉
Q. 施工009〉
Q. 施工010〉
■設計編
Q. 設計001〉
Q. 設計002〉
Q. 設計003〉
Q. 設計004〉
Q. 設計005〉
Q. 設計006〉
Q. 設計007〉
Q. 設計008〉
Q. 設計009〉
Q. 設計010〉
Q. 設計011〉
Q. 設計012〉
Q. 設計013〉
Q. 設計014〉
Q. 設計015〉
Q. 設計016〉
 
基本編
Q〈基本001〉
セメントボードには表裏がありますか?
A
あります。デラクリートの文字が書いてある粗面が表面です。施工するときは文字が見えるように張ってください。
Q〈基本002〉
セメントボードの色が違うも のがあるけど大丈夫ですか?
A
セメントボードの生産ロットで、若干色が違いますが製品性能には問題ありません。
Q〈基本003〉
セメントボードにはアスベストが含まれていませんか?
A
発ガン性物質とされるアスベスト(石綿)は一切含有していません。
Q〈基本004〉
セメントボードは水に濡れても大丈夫ですか?
A
セメントボードは木片や有機物を含有しない無機系原料より構成されているため、腐食がなく、吸水による寸法変化率が極めて少ない材料です。ただし保管するときは雨・露および湿気は避けるよう注意してください。
 
Q〈基本005〉
セメントボードは縦積みにしても大丈夫ですか?
A
縦積みは厳禁です。保管は必ず平積みにしてボードを水平になるようにしてください。また直接土間には置かずに、パレットや角材(同寸法同間隔5本以上)を用いて飼木してください。
Q〈基本006〉
セメントボードはどれ位曲がりますか?
A
曲面壁を施工する場合、セメントボードの最小曲げ半径は2.4mです。
Q〈基本007〉
セメントボードは何で裁断すればいいのですか?
A
電動のこぎり(集塵機能付き)を推奨いたします。刃は硬質ダイヤモンドチップを推奨いたします。
Q〈基本008〉
ベースコート塗りは必ず必要ですか?
A
セメントボードの不陸調整(下地調整)や、壁面の一体化や性能を安定させるために必ず必要となります。
 
Q〈基本009〉
仕上げ材(貼物)の重量に制限はありますか?
A
使用できるタイル・擬石の重量は48kg/m2以下です。(貼り付け用材料を含む。)
Q〈基本010〉
テクスチャードフィニッシュおよびフラットフィニッシュは吹き付けはできますか?
A
吹き付けはできません。コテ塗りのみです。
Q〈基本011〉
材工設計価格を教えてください。
A
木造で13,700円/m2、鉄骨造で16,900円/m2程度です。※セメントボード張り工事からベースコート下地調整(鉄骨造はスタンダードメッシュ伏せ込みを含む)までの材工価格です。※仕上げは別途となります。
Q〈基本012〉
テクスチャードフィニッシュおよびフラットフィニッシュ色の塗りサンプルはありますか?
A
ございます。下記までご連絡いただき、ご請求ねがいます。

〈お問合せ先〉

吉野石膏 
セラミック営業部 TEL.03-3216-2670

 
Q〈基本013〉
どこまで保証してくれますか?
A
基材保証はしています。納品の指定場所への搬入時に、商品に著しい変形、破損が見られる場合やベースコートに固結が見られた場合には、無償で交換いたします。また弊社では商品販売のみの扱いですので、「クラック保証」や「漏水保証」のように施工がからむ保証については、行っておりません。
Q〈基本014〉
メーターモジュールで採用できませんか?
A
[設計015][設計016]を参照ください。
※鉄骨造の胴縁間隔は455mm以下としてください。
Q〈基本015〉
設計・施工マニュアルはありますか?
A

あります。以下をダウンロードいただけますのでご確認ください。

設計・施工マニュアル pdf版

 
 
 
性能編
Q〈性能001〉
クラックが、なぜ抑制できるのですか?
A
セメントボードは可とう性にすぐれた組成構造になっているので、地震や台風などの外部応力による面内せん断力や歪みをセメントボード内にマイクロクラックを発生させることで緩和させます。このため、仕上げ塗装面のクラックの発生を可能なかぎり抑制することができます。マイクロクラックは下地のベースコート面まで発生しますので、塗装仕上げの場合は弾性系塗料(3kg/m2以上)を、張り仕上げの場合は弾性接着剤工法を採用してください。
Q〈性能002〉
寒冷地でも、使用できますか?
A
セメントボードは耐凍結融解性にすぐれ、凍結融解試験でも、他の建材と比較して凍結融解を繰り返しても、強度が落ちません。北海道をはじめ東北、北陸など凍害が心配される寒冷地でも多くの施工実績があり、これまでに凍害による報告は一切ありません。
Q〈性能003〉
防水性能はありますか?
A
セメントボードやベースコートは吸水性があり、防水性はまったくありません。防水性能は期待できませんので、サイディングと同様に防水紙などによる防水工事を必ず施してください。ただし無機質材で構成されていますから、耐水性にすぐれ、水に濡れても腐食することはありません。
 
 
施工編
Q〈施工001〉
セメントボードのジョイント部は、なぜ3mmの隙間を取るのですか?
A
縦のジョイント部は3mm程度の隙間としてください。ジョイント補強としてベースコートを充填するときに、隙間が1mm程度の場合には充填不良を起こしやすくなります。横のジョイント部は突き付けを基本としてください。セメントボードの切断面をジョイントする場合は、3mm程度の隙間としてください。隙間が残ったままのジョイント部は、クラックの要因になりますので、コテ先などを使ってしっかりとベースコートを充填してください。
Q〈施工002〉
鉄骨造で通気構法にする場合、セメントボードの留め付けスクリューは何を使用したらいいですか?
A
通気木胴縁を貫通して、鉄骨胴縁にスクリューを効かせることになるので、《デラクリート》の専用スクリューでは届かないので使用できません。M4(皿頭径9mm以上)の適当な長さのスクリューを使用してください。材質はSUS304を推奨します。またM4で皿頭径が9mm以下の場合には、留め付けピッチを@150mm以下としてください。
Q〈施工003〉
ベースコート施工後にクラックが発生した場合、仕上げ工事前に、なにか対処する必要がありますか?
A
クラック発生の原因を把握することが鍵になります。ジョイント補強(ベースコート充填+ガラス繊維テープ貼り)が十分行われていて、ベースコートの急な乾燥収縮によるヘアークラックならば、弾性系塗料仕上げ(3kg/m2以上)または張り仕上げ(弾性接着剤工法)を施しても問題はありません。ただし、ジョイント部の充填不良やベースコートのドライアウトなどの原因によるクラックの場合には、再下地調整などが必要になります。クラックの状態により判断してください。
Q〈施工004〉
セメントボードの縦のジョイントは、胴縁上で行わなければならないのですか?
A
必ず胴縁上でジョイントしてください。セメントボードは可とう性が高くしなやかですから、下地のないところでジョイントすると、振動などによりジョイント部で暴れが発生してクラックの原因になります。
 
Q〈施工005〉
2×4工法で帯金物の関係で、胴縁を移動させなければならない場合、部分的にセメントボードを千鳥張りにしなくても大丈夫ですか?
A
セメントボードは、必ず横張り千鳥状で留め付けてください。《デラクリート》のクラック抑制を十分に機能させるためには、壁面全体の一体化が必要で、セメントボード上下の縦ジョイントは通さないよう千鳥状にしてください。
Q〈施工006〉
ウッドスクリューの皿頭が、セメントボード面とツライチに揃わない場合があるけど問題ありますか?
A
問題はありません。反対にスクリューの頭がセメントボードに深くめり込んで、表層に伏せ込まれているガラス繊維ネットが切れてしまっている場合は、その近辺(15mm程度)に新しいスクリューを留め付けてください。
Q〈施工007〉
ウッドスクリューの効きが、以前の仕様より悪くなったような気がするけど、問題はないのですか?
A
新しい仕様のウッドスクリューは、施工性をあげるために、以前の仕様と比較して短時間で胴縁にスッと入るように改良してあります。そのため、以前の仕様に比べて、効きが弱く感じるかもしれませんが、問題はありません。ただし、締め付けるために長時間空回りさせないように注意してください。
Q〈施工008〉
冬場の施工時で、ベースコートに凍結防止剤を使用できますか?
A
ベースコートは、外気温が5℃以下では基本的に施工できません。ただし、マノール社のマノールSS(無塩タイプ)を使用した場合は、外気温-10℃までなら施工できます。この場合には、必ず現場で試し塗りを行って、塗り上がり状態を確認したうえで施工してください。
 
Q〈施工009〉
ラスモルタルと比較して、工期は早くなりますか?
A
一概にはいえませんが、150m2施工の場合で、ラスモルタルなら30人工かかるところを、《デラクリート》なら13人工で済みますし、左官工事ごとに必要な養生日数も少なく工期をかなり短縮できます。くわしくは作業人員比較図でご確認ください。また、品質が安定するまでの期間(養生)もかなり短くなります。
Q〈施工010〉
メーターモジュールで注意する点はありますか?
A
[設計015][設計016]を参照ください。
※鉄骨造の胴縁間隔は455mm以下としてください。
 
設計編
Q〈設計001〉
鉄骨造の防水はアスファルト防水となっていますが、透湿防水シートではだめですか?
A
鉄骨造で直張りをする場合に、万一、外壁面から雨水が侵入した時に防水層を貫通しているスクリュー穴から漏水する可能性があります。アスファルト系の防水シートを使用する理由は、スクリューのネジ山にアスファルトが噛んで止水効果を期待できるからです。透湿防水シートを採用する場合には、全面に張り込んだうえ、スクリュー留め付け部(胴縁)にブチル系またはアスファルト系の防水テープ(両面接着型)を必ず張ってください。
Q〈設計002〉
鉄骨造の胴縁下地で、ジョイント部用にC型鋼のダブル、または角パイプとなっていますが、どのくらいのピッチで設ければよいのですか。
A
胴縁下地のピッチは455mm以下としてください。クラックを抑制するためには、セメントボードの縦ジョイント目地を通さないことが原則で、横張り千鳥状の割り付けが重要になります。C型鋼(100×50×20t)の場合、フランジ(50mm幅面)の角はR加工されているので、スクリュー打ち込みに有効なフラット面は小さくなります。ですから、スクリュー打ちに有効なフラット面が60mm以上確保するために、「C型鋼のダブル」、または「角パイプ」としてください。スクリューの斜め打ちは絶対にしないでください。
Q〈設計003〉
ジョイント部の通気用の木胴縁は、幅60mmで大丈夫ですか?
A
問題はないと思われますが、胴縁の品質や施工精度またはその他の不安があるようでしたら、貫材(幅90mm)を使用することをおすすめします。
Q〈設計004〉
伸縮目地は6mごとに、なぜ必要なのですか?
A
クラックを抑制するためには、伸縮目地は絶対に必要です。外壁(《デラクリート》、仕上げ材とも)や躯体はつねに伸縮しています。その緩衝部として、伸縮目地が機能します。ちなみに、伸縮目地のない大壁の物件で、土台部に入った小さなクラックが元になって、ガラス繊維を破断させて軒下まで達する大クラックに進行した例があります。
 
Q〈設計005〉
伸縮目地は、開口部があっても必要ですか?
A
基本的には必要です。ただし大壁を左右に縁切りするほどの、縦長の開口部がある場合には、必要はないといえます。
Q〈設計006〉
シーリングの上に、ベースコートや仕上げを施してもよいですか?
A
ベースコート面や仕上げ面にクラックが発生します。絶対にやめてください。
Q〈設計007〉
壁倍率は、取得していますか?
A
木造軸組工法の直張り(縦張り)工法でのみ「2.5倍」を取得しています。したがいまして、現在では、通気構法/横張り千鳥状を標準工法として推奨しているため、カタログ等では公表していません。
Q〈設計008〉
鉄骨造で使用する場合の、注意点はどんなことですか?
A
1.胴縁間隔は@455mm以下としてください。2.胴縁材のたわみは1/240以下として、張り仕上げの場合は仕上げ材の設計基準と比較して安全側の設計をしてください。3.層間変位は1/180以下としてください。
 
Q〈設計009〉
鉄骨造の通気構法に使用できますか?
A
もちろん対応可能です。カタログやマニュアル等では、鉄骨造の場合は非住宅を想定して表記していますが、個人住宅の場合でも通気構法を採用できます。
Q〈設計010〉
在来工法の浴室に使用する場合の、注意点はどんなことですか?
A
従来面材に使用していた耐水合板等を、セメントボードに置き換えてください。ただし間柱とセメントボードの間には、防湿防水シートを使用してください。
Q〈設計011〉
水まわりの内装下地に使用できますか?
A
使用できます。Q〈設計010〉と同様に、耐水合板等を、セメントボードに置き換え、間柱とセメントボードの間には、防湿防水シートを使用してください。
Q〈設計012〉
ソフトリシン吹き付け仕上げにしたいけれど、相性はどうですか?
A
よくありません。2〜3mm程度のベースコートによる下地調整では、薄吹き仕上げをした場合に不陸を拾ってしまいます。またQ〈性能001〉でもクラック抑制について説明していますが、薄吹き仕上げではマイクロクラックの十分にカバーできるほどの性能をもっていません。したがって、弾性系の塗料仕上げ(3kg/m2)を推奨いたします。
 
Q〈設計013〉
取得されている防火・耐火認定には、内装が必要ですか?
A
《デラクリート》の防・耐火の認定は、内装を含めて取得していますので、内装が必ず必要です。
くわしくは《デラクリート》の防・耐火認定一覧表でご確認ください。
Q〈設計014〉
取得されている防火・準耐火認定には、外装が必要ですか?
A
《デラクリート》の防・準耐火の認定は、ベースコートまでで、外装仕上げなしで取得しています。ですから通常の外装材は使用できますが、可燃物等の場合には建築主事にご確認ください。
Q〈設計015〉
木造下地の胴縁間隔が455mm以下となっていますが、メーターモジュール(胴縁間隔500mm)には採用できませんか?
A
○(1)または(2)いずれかの方法を用いて設計(または施工)すれば採用できます。
(1) 1.ウッドスクリュー留め付け間隔
 
留め付け本数を従来の5本から7本(間隔:230mmから150mm以下)にする事。
  2.スタンダードメッシュ伏せ込み
 
下地調整(ベースコート塗り)時に全面スタンダードメッシュを伏せ込む。
ベースコートの塗り厚を3mm以上確保する事。
     
(2) スタッド又は間柱間隔500mmの間に補助胴縁(胴縁寸法=18×30mm以上)を入れる。
※木造耐火での同縁間隔は455o以上としてください。
Q〈設計016〉
鉄骨下地の胴縁間隔が455mm以下となっていますが、胴縁間隔500mmには採用できませんか?
A
×胴縁間隔455mm以下で設計してください。
 

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