吉野石膏株式会社


株式会社木の国工房 様

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第一回 株式会社木の国工房 様

永らく吉野石膏の商品をご愛顧いただいている
お取引先様のお気持ちを“吉野愛”という言葉に
置き換えて、そのお心をお伺いに回る
タイガーくんの“吉野愛”をたずねて。
お仕事への思い、商品への思い・・・。
さて、どんなお話が飛び出すでしょうか!?

企業プロフィール

会社名 : 株式会社木の国工房 様

住所 : 千葉県柏市北柏4-2-2

代表者 : 代表取締役 遠藤又四郎 様

会社設立日:1989年12月4日

事業内容 : 注文住宅・建売住宅・アパート建築(設計・施工)、
     住宅リフォーム、メンテナンス

URL : https://kinokuni-koubou.co.jp/

  • 記念すべき第一回をお引き受けいただいたのは、千葉県柏市の

    株式会社木の国工房、代表取締役の遠藤又四郎さんと、御子息で一級建築士の資格をお持ちになる工務部課長の遠藤優さんです。人もうらやむような仲の良い親子、というのが第一印象ですが・・・。 


    まずは木造建築100%、社名からもうかがえる、「木」へのこだわりからお聞きします!

「木へのこだわり」

遠藤社長)私はもともと祖父の代から材木の仕事をしていた「木の専門家」なんです。昔は今と違い、様々なレベルの材木が現場にありましたから、良い木を見抜く、また、木が暴れないように工夫をする大工さんの腕、目利きがすごく重要でした。若い木は不安定で暴れます。採れた場所や育った環境も大切です。人間と同じですね(笑)。木は最低60年。人間と同じかそれ以上に成熟の時間が必要なんです。

「お仕事で大切にされていること」

遠藤社長)何も特別なことではなく、私は当たり前のことだと思うんですが、常日頃大切に心に置いていることは「凡事徹底」です。人生で最も大きな買い物である「家をつくる」という仕事では、現場の環境やチームワークを良い状態に保ち続けることが不可欠。朝の「おはようございます!」から始まって、現場を綺麗に保つとか、建築材料を丁寧に扱うなどの、本当に基本的なことをプロ同士が徹底して行い、しっかりコミュニケーションをとる。和やかで、風通しの良い現場ならば、言いたいこと、言わなければならないことがきちんと言えて、それが結果的にお施主様のご満足につながるのだと考えます。どんな仕事でも同じでしょうが、特に「家をつくる」という仕事では、これは大切なことではないでしょうか。

優さん)営業、現場監督、そして今は設計の仕事と「家をつくる」仕事の色々な側面から職務経験を重ねてきた中で、一番感じるのは「お客様の本気にしっかりと応えるのがプロである」ということです。同じ面積、同じ形の土地でも、そこに建ちあがるのは全く別物の家。つまり、自由な分、たくさんある答えの中でお施主様の希望にジャストフィットしたものにたどり着きたい。お客様の本気を上回るような、本気の答えをいつもお返しできるように心がけています。

「お父様と同じお仕事に就かれたこと」

優さん)父の背中をずっと見続けてきて、「建築の仕事は格好いいなぁ」という思いがありました。大学で建築を専攻したのがスタートかと思います。

遠藤社長)(建築学部を選んだと聞いて)「お、そういうのに興味もっているんだな」、とニコリとしました。・・・こんなストレートな会話初めてだね。嬉しいね!(一同笑)


優さん)新卒でまずはゼネコンに就職、木造ではなく、マンションなどの仕事を2年行いました。そこからITの仕事を経て、父の下に入り、もう10年になります。技術畑の私ですが、この会社では営業マンとしてスタートしました。父から「営業」と告げられた時は「えっ、営業・・・、苦手・・・」というのが正直な感想でしたが・・・・。

遠藤社長)そりゃ、仕事を取らないとね。いくら技術があっても。お客さんとのやり取りがこの仕事の基本ですからね。

「営業職での経験」

優さん)営業マンはものすごくやりがいを感じる仕事でした。こんなにもお客様に頼りにされるのだな、と。先ほどお話しした「仕事で大切にしていること」の礎もこの4年ちょっとの営業時代にできたものだと思います。特に初めて契約をいただいたお客様とのやり取りはお施主様との歳が近かったこともあり、本当に一緒に試行錯誤しながら、必死に家を作っていった感がとても思い出深く、忘れられないです。一方で、これはお施主様自身からではなく、お母さまから「もっと勉強しなさい」とお叱りを受けた苦い現場もあり、「ああ、これがお施主様の本音なのだろうな」と心に刻んだこともあります。

タイガー)お叱りには、思い当たる節があったのですか?

優さん)図面からは計り知れない、実際に家具を置く、テレビを設置する、そんな使い勝手のようなものだと思います。実際に住んでみての不便さがあったのだろうと思いました。

「一級建築士」

タイガー)そして一級建築士をお取りになった。

優さん)はい、名刺をお出しすると肩書ではなく、この資格にお客様の目が集まるのがわかります。

タイガー)営業力と設計力が兼ね備わりました。

優さん)資格を取るために仕事をしながら1年間に1000時間の勉強、それを3年続けて取得しました。3000時間分の知識が、この先、お客様のお役に立つのならば、とても嬉しく思います。

  • 優さんが一級建築士を目指したころから大切に使われている製図用のペン

遠藤社長)家づくりはなんでも経験や時間が必要な仕事です。それぞれの職種で経験を積むには、やはりトータルで8年ぐらいは必要かな、と思います。それこそ建材も常に変化していますから勉強しないとなりません。

「吉野石膏の商品について」

遠藤社長)私は「家は呼吸している」、と思うんです。人間だって口、鼻だけではなく皮膚呼吸をしますよね。家も風通しだけではなく、湿気を籠らせない「透湿」、これがすごく重要です。家は自分で汗を拭けません。だからこそ湿気対策はとても大切なのです。お客様は壁の知識が乏しい分、プロとして自信をもって勧めるべき、呼吸する家を建てるべき、と考えています。
(木の国工房様では優れた「透湿」機能を持つ「EXハイパー」を積極的にご採用いただいています)

「吉野石膏に愛の一言」

遠藤社長)やっぱり、ボードは重たいね(笑)。大工さんのためにもEXハイパーももう一声、軽くなると良いですね。また、粉塵も気になります。(「せっこうはビールや豆腐の添加にも使われる無害なものです」、との声に」あ、そうなの。でも、綺麗に家をお渡ししたいから、無い方がいいよね。少ない製品を是非考えてください。

・・・・木の国工房様の“吉野愛”に触れて

多くの施工事例のどれもこれもに、遠藤社長以下、従業員の皆様の愛が詰まっている素敵な会社です。遠藤社長の豊かな表情と、言葉の端々にみなぎる情熱はもちろんの事、10年は乗っているという車を見ただけで社長のお人柄が良く分かります。木使いの職人は、気遣いの人。柏近辺の皆様、是非お家のご相談をなさってください。人生で一番良いお買い物ができると思います。

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