吉野石膏株式会社


青山建設株式会社 様

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第十三回 青山建設株式会社 様

企業プロフィール

会社名 : 青山建設株式会社 様

住所 : 茨城県石岡市正上内5-14

代表者 : 代表取締役 青山裕之 様

会社設立日:平成30年(2018年)5月

事業内容 : 建設請負

URL : https://aoyama-style.co.jp/

第13 回のお客様は、茨城県石岡市にある

青山建設株式会社 代表取締役社長の青山裕之さんです。

住宅地の中に1軒だけ突出した、まるで別荘のようなお洒落な建物。

敷地に足を踏み入れてみると、奥から犬の鳴き声が聞こえてきました。

青山社長)賑やかでしょ、ここ。(と言っているそばから猫の銀次もやってくる)うちは「青山動物園」って、言われているんですよ(笑)。とにかく小さいころから動物が好きでしてね、小学生の頃、ムツゴロウさんの「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」を見て心躍らせていました。「いつかはムツゴロウ王国に行きたいなぁ・・」って、夢見ている子どもだったんですね。そして、そのまま大人に至る、です。


 この自宅兼事務所を建ててから4年目になりますが、その前はアパート暮らしだったので動物が飼えなかったんです。きっと自分の中でずっと我慢していたんでしょうね。その反動ですかね(笑)。


タイガー)今、どんな種類の動物がいるんですか?


青山社長)犬が4匹(ピットブルのネロとブルーノ、小型犬のマルモとペルラ)、猫(銀次)が1匹、それにメダカと金魚。他にもアヒルやフクロモモンガ、インコを飼っていたこともありました。


タイガー)アヒルは珍しいですね!


青山社長)これ、笑っちゃうんですが、アヒルの有精卵をネットオークションで見つけましてね。もちろん食用として売っていたんですよ。けど「有精卵だったら、温めたら雛がかえるんじゃないか」って、考えちゃいまして(笑)。買ってからは、毎日2時間おきに温める場所が均一になるように動かして、そしたら見事に孵化成功ですよ!


 で、その時頭をよぎったのは「雛は生まれて最初に見た動くものを親と認識して(インプリンティング)、ずっとくっついて動く」という知識。そこで生まれたてのヒナの目の前で一生懸命動いてアピールしたんですが、なんてことない、結局は毎日エサを与える家族に懐いていましたね。


タイガー)休日は、動物と一緒の時間でしょうか?


青山社長)ほとんどが動物の世話ですね。小型犬は車に乗っけたり、また、大型犬は河原に連れて行って泳がせたりしていますね。凶暴なイメージがあるピットブルは力が強くて散歩も大変ですが、この美しい筋肉質の体型を保つように鶏肉(ささみ)やプロテインなど、人間のボディビルダーと同じような食事を与えるなどして、楽しみながら飼っています。あとは平日が休みなので仲間とのゴルフも楽しんでいますね。

<キャリアをお聞かせください>

  • 青山社長)学校を卒業して19歳の時に隣町の小美玉市で1、2の規模の工務店に入り、10年ぐらい大工をやりました。その頃、その会社の跡を任されそうな話になり、事務方の仕事もするようになったんですね。しかし数年のうちに残念ながらしっくりしないことも多くなり、退社することになりました。


     では、仕事をどうするか?20年近いキャリアもあるし、自分には腕を活かしたこの仕事しかないと、一人で始めたのがこの会社の前身です。前の会社がらみのつては使わず、まさにゼロから、下請けの仕事もやりながら苦労してスタートしました。


     そんな時に前の会社のお客さんから1本の電話が掛かってきて仕事を頼まれたんです。当然私は「前の会社は辞めたので、お客さんを奪うことになりますから、この仕事は受けられないんです」と、お断りしたんですね。すると、お客様からは「私は前から、会社にではなく、青山さんという方に仕事を頼んでいたんです。だから今回も青山さんに頼みたい」という有難いお言葉をいただきました。会社の知名度ではなく、私個人を信頼して注文してくれたんですね。これは今でも続く自分の仕事の信条として、とても大切にしています。

 独立して3年間の40歳までは個人事業主としてアパートを事務所にしてやっていたんですが、そこでは当然ながらお客様を呼ぶスペースが無いですよね。打ち合わせをする時はいつもこちらがお客様のところに出張っている。しかし、この仕事では信用を得るためにも、お客様の方からこちらに足を運んでもらうようにならなければダメなんですよね。そこで、法人化して3年目の43歳の時にここを建てたんです。


 仕事は9割方が個人住宅の請負です。毎日現場を回って、午後は事務仕事。年間5~6棟のペースでやっていますが、今年はもう4棟やっていますから、お陰様であまり休む暇がありません。

<「吉野石膏」についてお聞きします>

青山社長)吉野石膏さんとのお付き合いは、実はこの1~2年なんです!

 

タイガー)え!殆どの方が仕事を始めた時からのお付き合いという中、大変珍しいですね。

 

青山社長)その理由は、うちで取引している材木屋さんが、実は他社さん扱いなんです。でも、これは自分の職人時代から感じていたことなんですが、吉野石膏さんと他社商品では、せっこうボードを切った時のゴツゴツ感、っていうのかな、これが本当に全く違うんです。他社さんは塊があって引っかかるんですよ。スゥーって感じで削れない。でね、その材木屋さんに物申そうと。うちは茨城県友部にある支店とのお付き合いなのですが、まぁ、そこでは売り上げ上位で物申せる立場なので、「友部支店だけ吉野石膏に変更だー!」って言いに行ったんです、それもしょっちゅう(笑)。けどね、付き合いだか何だかあるらしく、なかなか替えてくれない。そこでしびれを切らし、「大量に買うので吉野石膏に変更してほしい!」と、大量に吉野のせっこうボードを買い付けたんです。


<インタビューを終えて>

 「リスクヘッジのためにもこの業界は在庫が大事なんだよね。機を見てまとめて仕入れたことで商売の利があった経験も沢山あるし」と、おっしゃる青山社長。


 「お客さんに楽しんでもらうためには、まずは自分が楽しいと思う提案をしないと」と、おっしゃる青山社長。


 「青山流商売のコツは?」と尋ねたら、「お金を貯めないこと」という答えが返ってきました。お金が入ってきたら、どこかに使う、それが結果的にうまく回るエネルギーになっているそうです。


 そのどれもこれもがよく聞くと奇抜なものは何ひとつなく、王道の真ん中をグイと歩いておられる印象があります。毎日神棚に手を合わせ、神社参りを欠かさないというのもそのひとつ。


 青山社長からたくさんの「吉野愛」をいただき、ご機嫌で帰路に就いたタイガーくんでした。

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