一般的な壁工法
鋼製下地
- 非木造
- 内壁
鋼製下地による一般的な壁工法について説明しております。
- 公的認定等に関する表記
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- 施工(取付け用金物)
- a~dは、一般的な壁における取付け用金物の施工について説明しております。防耐火・遮音などの認定構造を施工する場合は、必ず、認定書通りの施工を行ってください。
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- a.せっこうボードの取付け
- 【1】鋼製下地にねじ留めする場合は、ボード厚より10mm以上長い長さのねじを目安とし、ねじ頭はボードの表面より少しへこむように確実に締めこむ。
【2】重ね張りにおいて、上張りボードを鋼製下地にねじ留めする場合も、1にしたがう。
【3】上張りボードを下張りボードに取付ける場合は、接着材を用い、ステープルなどを併用して取り付ける。
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- b.留付間隔
- ねじ:周辺部200mm程度、中間部300mm程度
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- .ねじ長さの目安/1枚張り
- せっこうボードの厚さ-ねじの長さ
・厚さ9.5mm-20mm以上
・厚さ12.5mm-22mm以上
・厚さ15mm-25mm以上
・厚さ21mm-32mm以上
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- d.ねじ長さの目安/2枚張り
- せっこうボードの厚さ-ねじの長さ※
・厚さ9.5+9.5mm-28mm以上
・厚さ9.5+12.5mm-32mm以上
・厚さ9.5+15mm-38mm以上
・厚さ12.5+12.5mm-38mm以上
・厚さ12.5+15mm-38mm以上
・厚さ15+15mm-41mm以上
・厚さ15+21mm-51mm以上
・厚さ21+21mm-57mm以上
※上張り固定用の長さを示す
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- 参考図書
- 「b.留付間隔」「c.ねじの長さの目安/1枚張り」「d.ねじの長さの目安/2枚張り」の内容は、次の図書を参考にしております。
・日本建築学会刊「建築工事標準仕様書・同解説 JASS26 内装工事」
・平成25年度版 国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書」
GL4ヶ条
GLボンドの接着力を確保するために以下の「GL4ヶ条」を遵守してください。
(GL工法に必須の4ヶ条を1つでも省いた場合、剥離現象につながります)
(GL工法に必須の4ヶ条を1つでも省いた場合、剥離現象につながります)
- 【第1条】下地に適したプライマーを必ず塗布する
下地に適したプライマーを必ず塗布し、試験張りなどで事前に接着性を確認してください。
- 【第2条】下こすり、コテ圧は充分に!
プライマーを塗布することでGLボンドが下地に密着し、充分な接着力が得られます。
- 【第3条】ダンゴサイズ(塗布量)は充分に!
1回に塗り付けるボリュームを減らすと、接着力を発揮する有効面積が少なくなり、剥離現象につながり危険です。
- 【第4条】塗り付けピッチを守る
タイガーボード(910×1820㎜)に43個以上のGLボンドのダンゴが付きます。塗り付けピッチを広げると、接着面積が少なくなり、接着力が確保できず、剥離することがあります。