WOMEN’S TALK DISCUSSION 女性座談会女性社員から見た吉野石膏
まだまだ少ない女性総合職。
されど、私たちと未来を切り拓く一員になりませんか
吉野石膏では、一般職の女性社員は多く活躍していますが、
女性総合職はまだ少ないのが実情です。
しかし、最近は女性総合職を積極的に採用し、
女性が働く環境の整備にも力を入れています。
その中で、実際に働く女性総合職の皆さんはどのように感じているのでしょうか。
今回は職種の異なる4名に集まっていただき、
女性から見た吉野石膏、働く環境や、
会社への要望などを本音で語ってもらいました。
東京支店 営業2課
2020年入社
文学部 日本文学科 卒
高校時代に測量や製図など建設関係の仕事について学んだことがきっかけで、就職活動では建設業界を志す。吉野石膏への入社理由は、人事担当者が会社説明会で、自社の強みだけでなく課題についても真摯に向き合っており、誠実な印象を受けたため。「ONE OK ROCK」の大ファンで、休日はライブにも足を運ぶ。
2019年10月、中学生の頃から大好きなロックバンド、「ONE OK ROCK」のライブに行った際の一枚です。
はしゃぎすぎて、翌日は度々筋肉痛になっています。
技術本部
2017年入社
外国語学部 アジア言語学科 卒
経済発展中のインドネシアに興味を持ち、大学でインドネシア語を専攻する。インドネシア工場を建設予定だった吉野石膏に興味を持ち、面接での社員の方々の人柄の良さから入社を決意。大学時代、ボランティアサークルに所属、1年間のインドネシア留学経験がある。趣味は食べ歩きと海外旅行。
2019年11月
小樽にて。北海道の同期に会いに、東京の同期と行きました。とても楽しくこの笑顔です。
技術研究所
2016年入社
工学資源部 地球資源学科 卒
大学で地質や岩石・鉱石について学んだ、自称“鉱物マニア”。合同説明会で吉野石膏を知り、材料として石膏が持つ素質にひと目惚れして入社した。大学ではカーリング部、ボランティアサークルで活動。現在も社外のカーリングチームに所属し、施設のある軽井沢で練習に励んでいる。
2019年12月
「カーリングホールみよた」(長野県北佐久郡御代田町)にて、趣味のカーリングの練習をしているシーンです。
商品開発部
2007年入社
商学部 経済学科 卒
吉野石膏との出会いは学内セミナー。人事担当者の印象やアットホームな社風に魅力を感じたこと、自らモノを生み出すメーカーであることに興味を持った。採用試験が順調に進んだことに縁を感じ、入社を決意した。趣味は社会人になってから始めた山登り。2019年11月に結婚した。
群馬県と新潟県の間にある谷川連峰の「仙ノ倉山(2026m)」山頂にて。会社の同僚と登り、宿泊も会社の保養所に泊まりました。
若い人にも仕事を任せる企業風土
司会本日はお忙しいところ、お集りいただき有り難うございます。
まずは、皆さんの仕事内容を教えてください。
H.Y.入社して半年ほどは、営業補佐の方々と同様に一部のお客様を担当し、デリバリーの業務を行っていました。現在は一人前の営業担当になるべく、先輩社員に同行し、営業の現場を実際に見て学んでいます。
M.S.私は技術本部に在籍しており、現在は技術提携している海外企業との情報交換のお手伝いや出金関係の業務、2020年にベトナムから来日する研修生の受入れ準備等の業務を担当しています。以前は、インドネシア人研修生の受入れ関係業務に携わっていました。
R.K.入社3年目までは、技術研究所で外装下地材の開発や、せっこうボード用の新規提案資材の評価などを行っていました。入社4年目の2019年4月から、技術研究所の焼石膏製品の研究開発を行っているグループに異動しました。現在私が主に担当している業務は、歯科用焼石膏製品の製品開発です。
Y.U.私は商品企画部で広報活動を担当しています。虎ノ門ビルのショールームで、お見えになる来場者のご案内や、ショールームに新商品を展示する際の、企画・制作を担当しています。また、日本最大級の住まいに関する専門展示会「ジャパンホームショー」へ当社が出展する際の、企画・運営も行っています。
司会皆さん、入社する前と入社後とで、
イメージのギャップはありましたか?
H.Y.実際に入社してみて感じるのは、研修制度が非常に充実している点です。新人時代の研修だけではなく、製品知識を学ぶ勉強会や「管理職研修」など、社歴を重ねてからも様々な研修を受けることができます。あとは年次が離れている方でも気さくに話しかけてくれる点ですね。すごく働きやすい雰囲気です。
M.S.私も同感です。皆さんがとても優しく、よく気にかけてくれます。一年目から様々な業務を任せて頂いている点には特にありがたく、やりがいを感じています。
Y.U.社風としてはアットホームですよね。私は社内のいろいろな人と接する機会が多いのですが、みんな気さくに話しかけてくれます。最近、結婚しましたが、みんなが祝福してくれて、ビックリしました (笑)。
R.K.私は仕事面ですが、若いうちから製品の開発業務に携われることに驚きました。前部署から焼石膏グループに異動してからまだ1年経っていないのですが、新製品の開発をやらせてもらっています。入社前は研究所というと、こもって研究に没頭するイメージだったのですが、工場や営業の方とやりとりをしたり、客先を訪問することも多くあります。研究職であっても、外交性が必要ということを実感しています。
H.Y.ネガティブなギャップとしては、思ったよりも紙でやり取りをする業務が多いことですね。業界としてまだ紙を使う文化が根強く、発注がFAXや電話で行われていますが、最近は新型コロナウイルスの影響もあって、少しずつ改善しようという動きもあります。
M.S.私も、業務の中でPC上ではなく紙で行うことがあり、IT化を進める必要があると感じています。
Y.U.パソコンが得意でない人がいたりしますよね(笑)。
司会皆さんは女性総合職として働いていますが、
女性の職場環境としての吉野石膏はいかがでしょうか。
良い点だけではなく、課題点も率直に教えてください。
H.Y.産休や育休、時短勤務などの制度がきちんと設けられているので、安心して働き続けることができるのは良い点だなと思います。また建材業界は女性営業職が少ないせいか、お客様に覚えていただきやすいのはメリットだと思います。
R.K.研究所でも、子育てしながら働いている女性総合職の先輩が増えています。身近に先輩方がいることで、自分も将来像をイメージしやすくなりましたね。
M.S.他部署には子育てをしながら働く先輩はいますが、私の部署にはいないので、将来像がイメージしづらいですが、自分一人の業務、例えば技術交流で来日される方々との調整段階で急遽数日間休むことになったとき、業務が滞り周りに迷惑が掛かってしまうという心配点があります。今後を見据えたときに一つの業務を一人で担当するのではなく、複数名で業務を担当する体制づくりが必要と感じています。
H.Y.それは私も感じています。女性総合職はまだ少なく、ロールモデルやキャリアパスが見えにくいところがあります。制度として整っているのですが、それをどう使うのか、身近な存在がいないためイメージしにくいなと感じています。
R.K.研究所では、製品や資材など、重たい荷物を運ぶ機会が多いのですが、やはり女性は、男性と同じように持つことはできません。周りの男性社員が気を配ってくれ、運んでくれたりするので不便はないのですが、全てを男性社員と同じようにするのは難しいですね。
司会ところでY.U.さんは結婚されていますが、
結婚して仕事に対する意識は変わりましたか?
Y.U.結婚する前は、帰宅しても仕事のことを考えることが多かったのですが、今は家に帰ると食事の支度や家事で強制的に気持ちが切り替わります。忙しいのですが、オン・オフの切り替えができて、逆にいいと思っています。
司会これから長く吉野石膏で働いていく上で、
会社に望むことはありますか?
H.Y.今後、結婚や出産など様々なライフステージを迎える中で、より働きやすい環境があると嬉しいです。例えば営業職でもエリア限定で勤務できたりすると、育休後の復帰などがしやすいですよね。私個人としては、会社の制度を上手に活用しながら、一人の営業として活躍していきたいと思っています。
R.K.私は結婚して配偶者の転勤などで引越さなければいけなくなった場合が気がかりです。女性が長く働くということを考えれば、関連会社も含め、全国の様々な拠点で女性に合った業務内容で働くことができるようになれば良いと思います。
Y.U.私が望むのは、まず結婚や出産、介護などのライフイベントに合わせた職種、勤務時間の変更とその実例を紹介してほしいと思います。規則が整っていても、利用者がいなかったりすると、いざという時、取りにくい気がします。例えば、育児短時間勤務が終わった後の、フルタイム出勤に戻った時、子どもが小学校に入って延長保育がなくなった時の働き方について、会社の規則で明文化されれば、より安心して働くことができると思います。また、女性同士の情報交換の場があれば、そのような不安解消に役立つのではないでしょうか。
司会率直なご意見、ありがとうございます。
いろいろな不安が解消されるような制度や
会社の協力体制が整っていくといいですね。
皆さんは今後、どのように総合職として仕事を
していきたいと思っていますか?
夢や目標を教えてください。
H.Y.現在は主にハウスメーカーのお客様を担当しています。先輩社員の姿を見て学んでいる最中なので、まずは一つひとつ目の前の仕事を着実にこなし、知識を身につけて、任せても安心だと思ってもらえるように成長したいです。また今後はハウスメーカーだけでなく、他のルートの仕事も覚えていきたいと思っています。そしてゆくゆくは、管理職を目指せるような人材になりたいと考えています。
M.S.私は引き続き、海外関係業務に関連した仕事をしたいと思っていますし、もし機会があればインドネシアで仕事ができれば良いなと思っています。今後の目標としては、現在担当している業務を決められた時間の中でミスなく確実にこなし、「M.S.さんに頼めば大丈夫」と思ってもらえる存在になりたいと思っています。
R.K.私はチームにとって無くてはならない存在になりたいと思っています。最近、技術研究所内で現在のグループに異動したばかりのため、わからないことが多いのですが、もっと勉強して、経験を重ねることで専門性を高め、私にしかできない仕事を増やしていくことを目指しています。チームの中の重要なピースとなり、生き生きと働きたいと思います。
Y.U.私は、目指すべき先輩像と言われるような人間になりたいと思っています。これは仕事面でも、働く女性としてもで、先ほど出た女性のロールモデルとなれればよいと思います。
女性が活躍できるステージがある
司会最後に、女性応募者の皆さんに
アドバイスがありましたらお願いします。
H.Y.他業界と比べると、女性総合職の割合は少なく感じますが、少しずつその割合も増えてきており、取り巻く環境も働きやすい方向へと変化してきています。当社は性別関係なく一人ひとりに活躍の場を与えてくれるため、もし興味を持っていただけたのであれば、臆することなくチャレンジして欲しいなと思います。
R.K.確かに、女性総合職はまだ少ないですが、確実に増えてきています。男性社員と同じ立場に立つことは、仕事の責任も大きくなり大変ですが、その分やりがいが大きくなると考えています。私がいる技術研究所の仕事は、ルーティンワークが少なく、いろいろな仕事が次々に飛び込んできます。そのため、広い視野や、物事をさまざまな視点で考えること、さらに探求心や新しい発想が求められます。エキサイティングな日々の中にやりがいを感じられる吉野石膏の研究職に、皆さんぜひ挑戦してみてください。
M.S.自分に合った会社を選ぶのは本当に難しく、実際に入社してみないとわからない点が多くあります。そのギャップを少しでもなくすために、会社説明会や面接の際に、気になることを素直に質問することをお薦めします。面接では飾らずに普段通りの自分で臨むことができた会社は自分に合う様な気がしますので、自分の目でよく会社を見極めてもらいたいです。吉野石膏では若いうちから様々な業務に携わることができるので、きっと日々にやりがいを見つけられると思います。
Y.U.建築業界、特に下地材メーカーは女性総合職が少なく、不安になることもありますが、自分自身がパイオニアになる精神を持つ方には、とてもやりがいのある仕事だと思いますので、ぜひ、吉野石膏を見ていただいて、ぜひ私たちと一緒に頑張りましょう。
司会本日は率直な意見を有り難うございました。
4名の女性の本音トークが、上辺ではなく、吉野石膏の実態を、誠実に語っていただいたと思います。まだまだ女性総合職が少ない中で、これから様々なライフイベントを迎える女性社員にとっては不安もあるでしょうし、当社としても取り組まなければならない課題、整備しなければならない制度が多数あると思っています。
女性が働く環境としては、まだ発展途上の部分もありますが、一方で、当社で働く女性社員の皆さんが、問題意識を持ちながら、女性が生き生きと働ける環境づくりに努力していることがよく伝わりました。今後さらに元気な女性社員が入社することによって、当社もどんどん変わっていくのではないでしょうか。
Y.U.さんではありませんが、「この業界で働く女性社員のパイオニアになりたい方」、「自分の道を、自分で切り拓くことを厭わないガッツのある方」──そういった方々に、ぜひ、当社の門戸を叩いて頂ければと思います。私たちと一緒に、当社の未来を切り拓いて行きましょう。
(人事部 採用担当より)