Young's TALK DISCUSSION 若手座談会私たちが感じた吉野石膏

一人ひとりを大切にしてくれる会社です。
だからもう一度、就活をしても吉野石膏を受けます

誰でも学校を卒業して就職したばかりの頃は、
会社や仕事のことは、分からなくて当然です。
新入社員が自社の業務を理解するには、2、3年はかかるものです。
まして、自分がイニシアティブを取って仕事ができるようになるには、
少なくても4年や5年の経験は必要でしょう。
そこで今回は、まもなく入社5年目を迎える
営業、研究開発、エンジニリング部門の同期3人の社員に、
就職活動の体験、仕事のこと、吉野石膏への思いなどについて、
ざっくばらんにリアルな本音を語ってもらいました。

O.T.

横浜支店 営業課
2019年入社
文理学部 英文学科 卒

神奈川県出身。英語を話せるようになりたくて、大学は英文学科に進学。4年生になる前、1年間休学してカナダに語学留学した。高校時代、バスケットボール部だったこともあり、北米プロバスケットボールリーグNBAの試合を現地で観戦して感激。趣味は愛車でドライブ。2年ほど前からゴルフを始めた。練習してコースを回り、プライベートでも仕事でも楽しんでいる。

2017年冬、カナダに留学時、トロントのNBAチームの試合をアリーナにて観戦したときの1枚。「ずっと好きだったNBAの試合を初めて間近で観られて大興奮しました」。

O.M.

技術研究所
2019年入社
工学研究科 物質工学専攻 修了

東京都出身。大学院では触媒や合成など有機化学を学んだ。学生時代の研究の合間にリフレッシュのつもりで友人と行ったバッティングセンター通いが趣味になり、たまに会社から帰宅の途中、電車を降りてボールを打ちに行くことがある。一昨年、去年と続けて同期と行った京都旅行は楽しかった。「ミッション:インポッシブル」シリーズのようなアクション映画が好み。

2022年、会社の同期と行った京都旅行の旧三井家別邸にて。「京都が好きで何度も行っています」。

H.R.

エンジニアリング部 制御システム課
2019年入社
工学部 電子情報科 卒

兵庫県出身。現在は職場近くの社宅に住み、自転車通勤。パソコンが好きでITに興味を持ち、大学は電子情報学科に進む。高校時代はバドミントン部で、今も時々、会社の仲間とバドミントンを楽しむ。大学でバドミントンをしていた今回出席者のO.M.さんと対戦したこともある。旅行が好きで、卒業旅行で行ったフランスのパリは良い思い出。音楽は「Official髭男dism」をよく聴く。

2019年3月、大学の卒業旅行で行ったパリ、セーヌ川の観光クルーズ船の中で。「初めてのパリで、エッフェル塔が美しく感激しました」。

吉野石膏は、私の話にきちんと
耳を傾けてくれた

司会まずは、皆さんの就職活動を振り返ってみて、
吉野石膏に入社を決めた理由を教えてください。

O.T.就職活動をしている学生は「選ばれる側」の立場という心理が働き、企業の人に威圧感を感じて気持ちが委縮してしまいがちです。しかし、吉野石膏の採用はリラックスできる雰囲気でよかったです。

O.M.大学の説明会で初めて社名を知ったのですが、建物に欠かせない身近な製品を扱うメーカーだということに興味を持ちました。私はモノ作りのできる企業を探していたので、「あっ、よさそう」と思いました。採用担当の方が真摯に話を聞いてくださったのも好印象で、受けた企業の中では、一番、素の自分を出して自然体で話ができました。

H.R.私は電子情報学科出身で、大学で照明と室内の快適さの関係を学び、ハウスメーカーを希望していたのですが、せっこうボードが遮音性や耐火性の面で居住性の向上に大きく役立っていることを知って、この会社に決めました。国内市場のシェア80パーセント超という安定性も魅力でした。苦労して入った会社が、すぐに経営難になったりしては困りますから(笑)。

司会確かにシェアの高さは魅力かもしれませんね。
ところでO.M.さんとO.T.さんは、
どういう視点で会社選びをしていたのですか?

O.M.大学では有機化学の基礎研究をしていたのですが、自分の手で何かを形にしたいという欲求があり、モノ作りのできる会社を探していました。それに働きやすい職場が良いと思い、説明会や面接では社員の方の人柄や会社の雰囲気も見ていました。

O.T.私も社員の方の「人との接し方」は重視しました。社会人になった今でも、押しの強い人はちょっと苦手です(笑)。あまりに強引な人は、周囲から敬遠されて話しかけてもらえないと思うので、私はそうならないように心がけています。

司会次の質問ですが、就職活動で苦労したことは何ですか?

O.T.就職活動中、将来に不安を感じていろいろ悩むことがありました。そんなときは友人と会って楽しい話をすると、少し気が楽になったりしました。

司会O.T.さんは就活の時期に留学しているので、
人一倍苦労したのでは?

O.T.ぎりぎりになって帰国したので就職活動に出遅れてしまい、周りの人たちの熱心さに驚き、「これはやばい」と、かなり焦りました(笑)。でも私は留学しなければ、面接で語れるような体験がほかに何もなかったので、留学しなかった方が苦労したかもしれません。苦手だった英会話も自信がつきましたし、外国人や初対面の人に話しかけることでメンタルも鍛えられました。苦手なことも取り組めば、克服できると分かったのが、何よりも収穫です。

O.M.私はメーカーをいろいろと受けたのですが、面接になかなか進めないうえ、進めても自分の考えを十分に伝えられないことが多くて苦労しました。次に引きずらないよう同期や先輩、時には就活支援センターの方に相談したり、美味しいものを食べに行ったりして気分転換していました。

H.R.私はこの会社ではないのですが、集団面接が苦手でした。理系の就職は、学部生は少数派で、大学院生が多く、研究内容を問われると、院生と私では話す内容に大きな差があり、心が折れそうでした。それで、研究室の先生や仲間に面接の相手になってもらい、練習して自信をつけるようにしていました。

司会皆さんも就職活動は、大変だったんですね。

4年目の今でも知識・経験不足を実感する日々

司会さて、皆さんは現在、
どのような仕事をしているのか教えてください。

H.R.工場で製造しているせっこうボードの表面の汚れや傷、寸法や形状を検査する装置の開発を行っています。検査の精度を上げるため、カメラやレーザーといった装置の構成を考えたり、プログラムを作成したりしています。

O.M.私は、新商品の開発と既存製品の改良、新機能付与を行っています。最近では「アンチウイルス」シリーズという、抗ウイルス加工を施した新しいせっこうボード製品の開発を行っていました。「SIAA」(抗菌製品技術協議会)の認証を取得していて、室内のウイルスを低減することができる製品です。

O.T.横浜支店で営業職を担当しています。建材商社、問屋、販売店、内装業者などのお客さまへ、新商品の提案や工事現場での対応が主な仕事です。神奈川県の地元のゼネコン、ハウスメーカー、ビルダー、工務店など、40〜50社のお客さまを担当しています。有り難いことに吉野石膏の製品はユーザーから絶大な認知度と信頼があり、新人のときからお客さまに受け入れてもらえました。

司会どんな仕事にも苦労はありますが、営業担当の苦労はどうですか?

O.T.文系出身の私は、入社するまで建築を学んだことがなかったため、建築の知識は全くのゼロでした。専門用語を含め覚えなければならない知識がかなりあり、そこは努力が必要で今でも苦労するところです。また、年配のお客さまと関わることが多く、考え方の違いに悩まされることもありました。しかし苦労した分、成果を上げたり、お客さまと親しくなれたと感じたりしたときは喜びも大きいです。

司会O.M.さん、H.R.さんは製品や機器開発を担当していますが、
仕事は面白いですか?

O.M.いろいろな経験ができて楽しいです。若手のうちからテーマを持って素材から製品化まで一貫して携われるので、やりがいを覚えます。ただ、上司と一緒に開発していたときには分かったつもりになっていたことも、一人で担当してみると、十分に理解していたわけでないことに気が付きます。視野が狭いというか、経験が浅いというか。上司や先輩はそれが分かっているので、私の仕事を気にかけてアドバイスしてくれます。私の方からも、積極的に報告や相談するように心がけています。

H.R.私の場合は、工場ごとに設備の仕様が少しずつ異なっているため、それぞれの現場に合うような機器を開発するのに苦労しています。分からないことがあれば、スルーせずに聞くのが重要です。私は工場の担当者に聞いて教えてもらい、どういう方法が最善か上司とも打ち合わせしながら仕事を進めています。

司会皆さん、知識や経験がまだまだ不足と言いますが、
この会社で一人前になるには何年ぐらいかかると思いますか?

H.R.そうですねえ、あと5年くらいでしょうか。

O.M.私も「この先輩、知識豊富ですごい」と感じる人は、やはり8年目や10年目の人が多いと思います。

O.T.同じです。入社後10年ぐらいはかかると思います。

司会入社10年ですか・・・、あと5年は必要ということですね。
せっこうボードの奥行きは深いですね(笑)。

少数精鋭は利点でもあり、課題でもある

司会入社してみて分かった、
「会社の良さ」という点はいかがでしょうか?

H.R.工場も支店も少数精鋭で運営していて感心します。それから独身寮や社宅をはじめ福利厚生制度が充実している点も良いです。

O.M.若いうちから責任のある仕事を任せてもらえることにやりがいを感じています。上司と意見交換しやすく、どのような視点やスピード感で業務に取り組めばいいのか、把握しやすいのは、少数精鋭の職場の利点ですね。

O.T.先にも言いましたが、業界シェアが高いため、新入社員の頃からお客さまに頼りにされることが多く、「吉野石膏」というブランド力の凄味というか、大きさを実感します。だからこそ、私もしっかりしなければという気持ちになりました。

司会一方、課題と思うことはありますか?

O.T.少数精鋭はいいのですが、最近、仕事量が増えているので、もう少し社員が増えると助かります。

O.M.社内のペーパーレス化が進んでいなくて、書面でやり取りすることが多いと感じます。それに、総合職の女性社員がもっと増えると嬉しいですね。

H.R.私も社内のIT化は課題と思います。お客さまを含めて業界特有の慣習もあり、簡単に変えられない部分があるのは理解できますが、大学の同期と話したりすると、ITの活用は改善の余地があると感じる事があります。

司会ところで、上司や先輩には、どのような人が多いですか?

H.R.私が悩んでいそうだと思うと、声をかけてくれる親切な人が大勢います。「こんなに時間を割いてもらって、自分の仕事は大丈夫なの?」と、こちらが不安になるくらい熱心に教えてくれます。「経験をいくら積んでいても仕事で失敗することはある。失敗した時、うまく軌道修正ができるようになると、一人前。失敗しても私たちがフォローするので、いろいろ挑戦して経験を積んでほしい」と励まされたときは、私もこういう先輩になりたいと思いました。

O.M.面倒見の良い人は多いです。入社したばかりの頃は、「上司や先輩に質問するのは自分で十分調べてもわからなかったとき」という意識が強く、調べる時間が長くなり、解決に時間がかかってしまっていました。しかし先輩から「気軽に何でも聞いていいよ」と言ってもらったのをきっかけに、調べても分からないことはすぐに相談するようになりました。書類では理解しにくいことも実地に教えてもらえるので助かっています。

O.T.先輩方は、とても仕事熱心と思います。私はいまだにいろいろとフォローしてもらっていますが、特に入社1〜2年目のころ、難しい商談に同行してもらったときは心強かったです。

司会では、吉野石膏の社風をずばりひと言で言うと、
いかがでしょうか?

O.M.風通しの良い職場。

H.R.人を大切にする会社。

O.T.温かさがある会社だと思います。

「この会社で良かった」と思える就職活動を目指そう

司会これから5年後、10年後、
皆さんはどのような社員になりたいですか?

H.R.日々進歩していく新技術を活用し、社内に広めていきたいと思います。

O.T.「この人ならどんな仕事も任せても大丈夫だ」と思ってもらえる人になりたいです。5年後は同じ部署の人たちから、10年後は社内のあらゆる人から頼りにされたいです。

O.M.5年後は自分の担当製品だけでなく、ほかの人の開発業務にも詳しくなって、会議でも担当以外の案件について積極的に意見を言えるようになりたいです。そして10年後は、ほかのグループの仕事も経験し、さらに知識を付けて、後輩を指導できる人になっていたいです。

司会では、この会社にはどんな人が向いていると思いますか?
あるいは、どんな人と一緒に働きたいですか?

O.T.仕事は一人ではできません。協力しあうことが必要です。ですから、学力が高いというだけでなく、お客さまや仲間の気持ちを考えて行動できる人と、仕事ができるといいですね。

O.M.私は大学で研究していたことと業務内容が違うので、就職活動のときは「この会社でやっていけるだろうか」と心配しました。しかし、入社してみると、大学で石膏を専門に研究していた人は、ほとんどいませんでした。専門性については、入社後の研修で基礎から教えてもらえますし、仕事をしながら学べます。だから新しいことにチャレンジする意欲のある人がいいかなと思います。

H.R.開発の仕事は、ゴールを決めて計画を立てて進めるものなので、目標に向かってコツコツ努力できる人というか、頑張る人が向いていると思います。

司会社会人の先輩として、
学生の皆さんに何かアドバイスしていただけますか?

H.R.入社後にしっかりとした研修があるので、技術的なことは入社してからでも問題ありませんが、社会人になる準備として早寝早起きの習慣を身につけておくと良いと思います。あと学生時代を振り返ると、もっとあちこちを旅行しておけばよかったなと思います。社会人になると、学生のような長期の休みは取れませんから。あとは、学生生活を謳歌してください、でしょうか。

O.M.自分のしたいことと仕事のギャップを減らすため、説明会等で気になることはどんどん質問し、インターンシップがある企業であれば積極的に参加するのもいいと思います。最終的に「これでよかった」と納得できる就職活動にしてください。

O.T.学生時代にいろいろなことに挑戦して、人が興味を持ってくれて、相手の印象に残るような体験をしておくといいです。就職活動の面接のときだけでなく、今後の人生のさまざまな場面で、きっと役に立つと思います。

司会最後の質問です。
皆さんはもう一度、就職活動をするとしたら、
吉野石膏を受けますか?

O.T.私は受けます。個人よりもチームで営業活動している雰囲気が好きです。しかし、もし大学生に戻れるなら、英語を教えてみたいとも思うので、英語教師を目指すかもしれませんが・・・(笑)。

O.M.私も受けます。入社してみてつくづくわかったのですが、仕事内容や職場の雰囲気が、自分にとても合っていると思います。

H.R.私も受けます。吉野石膏の特徴だと思いますが、人がいいというか良い人が多いことが、私が会社を好きな理由です。

司会嬉しい話ですね。皆さんが語ってくれたことは、応募者の企業選択や吉野石膏を選ぶ上で、きっと参考なると思います。これからもぜひ活躍を期待しています。採用時期になりましたら、また、ぜひお手伝いください。本日は、どうもありがとうございました。

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