管理・企画|経理の仕事

企業運営の根幹である資金を管理し、
企業の隅々まで循環させることで、
吉野石膏の成長に貢献する

田中 裕貴 経理部 財務課
2011年入社/商学部 卒

私の仕事、苦労と醍醐味

企業経営の根幹である“資金”を管理

会計書類を取りまとめて決算書類を作成するなど、過去から現在に至るお金の流れを把握し分析する経理課に対して、財務課は手元の資金管理を行います。一般に財務というと調達すなわち借入がイメージされますが、当社は健全な財務体質の為、資金調達が求められる場面は限られます。しかし資金はもちろん無尽蔵という訳ではないので、資金が適切に運用されているか管理し、かつ企業のすみずみまでお金という血液を循環させるのが、財務課の使命です。同時に、外部に対する支払いを管理し、着実に実行していくことで企業の信用も守らなければなりません。具体的には、支払管理や流動性預金管理、債券管理、短期資金繰り、有価証券などの運用、そこから派生する銀行や証券会社との折衝といった業務を担っています。

また、財務課がとりまとめる数字や資料は、経営方針を策定する上で判断の大きな材料になるなど、企業経営において財務課が果たす役割は非常に大きく、その責任も重大です。数字を間違うといったミスがあってはならないことです。十重二十重のチェック体制を敷くだけでなく、業務は細心の注意を払って取り組んでいます。

このように常に緊張感を求められる業務ではありますが、それを補って余りあるほどのダイナミズムも味わえます。扱う金額は数億、数十億という額にのぼり、今後の資金の流れを把握するため、会社がどの方向へ進もうとしているのかをいち早く感じることができる立場にいます。さらに、当社は現在、海外進出を進めているところで、インドネシアでは海外初の工場建設など、莫大な投資資金が必要となる場面も出てきています。今後、財務課が大きく関わる機会はいくらでもあるのです。一般的に「経理部門は地味」というイメージがありますが、それだけではないやりがいや緊張感が味わえる仕事です。

学び、今後の目標

経理部門を幅広く経験し、知見に奥行きと幅を持たせる

経理部門に関して、社内の誰よりも知識・経験の豊富な人材になりたいと考えていますが、現状は知識も経験もまだまだ不足しています。先輩方の視野の広さや優先順位のつけ方、課題に直目したときの解決策の豊富さなどに触れるたび、「もっと成長しなければ」と痛感させられるのです。しかし、成長するには会計・税務・各種法律など財務・経理知識の習熟に努めるだけでは不十分だと感じています。経験がものをいう業務であるため、各支店営業所の経理部門を集約した事務センターや、工場経理業務を担う工場事務課など、当社経理部門を網羅的に経験し、経理担当者としての知見に奥行きと幅広さを持たせていきたいと思っています。今後、当社が海外へ進出していくことを考えれば、海外での業務に携わるチャンスもあるのではという期待も持っています。

その一方で、経理の仕事には「ここまでやれば十分」という線引きはないとも感じています。税関連の法律はその時々の経済情勢や政策によって更新、変更されるものであり、それによって、新たな知識を習得し、ノウハウにも修正を加える必要があるからです。そのため、謙虚な姿勢で学び続ける気持ちを持ち続け、貪欲に実力を伸ばしていきたいと思います。

エピソード

敬愛の精神が、自分を鍛えてくれた

後輩は先輩を心から敬い、先輩は後輩に対して愛情をもって指導する『敬愛』の精神が、当社には根付いています。これは経理部門も同様で、後進を育てようという強い意識があります。私も、入社当初からOJTトレーナーに丁寧に教えていただきました。絶妙だったのは、主体性を損なわないよう、教えるところと考えさせるところのバランスの取り方です。自分自身で取り組む機会を与えられ、「何かあったら責任は持つから」と背中を押してくれるのです。そして、考え抜いた結果、戸惑っていると、乗り越えるためのヒントを教えてくれます。おかげで、伸び伸びと仕事に取り組むことができ、失敗も経験しましたが、主体的に取り組んでいた分、そこから多くのことを学べました。

しかも、必ず誰かが見ていてくれます。会社にも業務にも慣れていない新入社員のときは、この『誰かが見てくれている』環境をとても心強いと感じたものでした。現在、私も教える立場になり、改めて先輩方が自分にしてくれていたこと、考えてくれていたことが実感できるようになっています。この感謝を後輩へ返していきたい、そう考えながら、教えすぎない絶妙さを実践していきたいと思っています。

1日の仕事の流れ

電話対応

経理担当者など社内や支払先、銀行といった外部からの電話は絶えない。外部の方と話すときは会社の顔である意識を持って対応します。

来客対応

金融機関の方と資料や書類の受け渡しをします。ここで貴重な情報を耳にすることも少なくないため、関係構築にも気を遣います。

資料作成

取締役会で使う資料など、経営層向け資料の作成。「これが ベスト!」と形を決めずに、求められている情報を考えながら作ることが重要です。

部内ミーティング

バランスシート(B/S)や、キャッシュフロー計算書だけでは見えない資金の動きなどの情報を部内で共有します。

My Item

「電卓」入社後すぐに会社が用意してくれた電卓。手が大きい自分のために、大きめのサイズのものを選んでくれました。以来、使い続けてきたことで手に馴染んでいるため、今さら、他の電卓は使えないほど使い心地がよく、愛着もあります。

思い出の1枚

2016年夏に、学生時代の野球サークルのメンバーと那須へゴルフに行ったときの写真です。この日が私のコースデビューで、スコアは…聞かないで下さい(笑)。ただ、コース場は気持ちがよく、以後すっかりはまってしまいました。

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